web拍手ネタ〜雑多編〜2
※カップリングが本気で雑多なのでご注意下さい
6 (椎名) 金士
「ギルガメッシュ、なんだその割り箸?」
「雑種。王様ゲームというのを知っておるか?」
「…知ってるけどやらない。」
「な!?なんだと!?」
「どうせ我は王なのだから我が王様なのは当たり前だーとか言って言うこときかせようってんだろ?」
「……」
「…あれ?違った」
「よい…」
「え?」
「もうよい!
我がせっかくたまには庶民の心を知ろうとわざわざこのような遊戯に興じてみようと思うたというに!
お前などもう知らぬわ!」
「わわわ悪かったって!ほらくじ引いて…よっし俺が王様!これでいいんだな!?」
「…む…分かれば良いのだ…ふん…では雑種!有り難く我に命令するが良い!」
「…どっちが王様だか…」
7 (ペキ) 金士 2005バレンタイン
「くれてやろう」
時々、彼は信じられない事をする。
この時期に、男性がチョコレートを買うことの壮絶なる違和感を、知っているのかいないのか。
まあ、コイツなら「もてない男が見栄でチョコを買う」という方向性には見られないだろう。
悔しい事に。
歩いているだけで女性が振り返るだけじゃなく、鈴なりに付いてくるくらいの美形。
近所では、神がかり的な美貌とか称されている。
当たり前だ、本当に半分以上神様らしいし。
そんな男が、店先でチョコレートを大量に買う姿を思い浮かべる。
しかも、俺の記憶が正しければ、コレは一粒300円以上はざらのゴディバのチョコレートではなかろうか。
ついでに、限定コレクションの定価「73000円」なんて、「んなもの、誰が買うンだ!!」なんて遠坂が騒いでたやつに似てるし。
うーわー、なんか後光がさして見える。
「どうした? 我がくれてやるというのだ、これ以上の至福はあるまい?」
いや、もらえるのは嬉しいんだけど、もうちょっと価格が下だったほうが俺としても貰いやすいかなーって。
そもそも、バレンタインの意味知ってるんだろうか。
男性から男性にあげる日じゃないんだぞ?
「・・・いるのか、いらんのか」
段々と、いらついてきた声。
ああ、そうだ。こんなふうに贈り物を前に戸惑うのは、失礼だ。
まして、彼が俺に物をくれるというのに、嬉しくないわけはない。
「ありがとう、ギルガメッシュ」
そういって、受け取る。
しかし俺、顔引きつってないだろうか。
上手く笑えているといいけど。
そんな俺の考えは、どうやら杞憂で終わったらしい。
「……ふん。 光栄に思うがいい。我がじきじきに物をくれてやったのだからな!」
ひどくご満悦なギルガメッシュ。
その、顔の造詣からはあまり想像のつかない少し子供っぽい笑い方。
こんな表情を知っているのは、こんな風に物を贈ってもらえるのは。
俺だけなんだと思うと、ひどく嬉しい。
ちょっとした優越感と、少しの暖かさがこみ上げる。
「うん、すごい嬉しいよ。
お返し、ちゃんとするからな」
さあ、こんな素敵な贈り物をしてくれた王様に、何を果たして返せばいいやら。
値段や価値のつりあうものは到底無理だけど、気持ちだけなら負けないものが創れる自信はある。
とりあえずは、ホワイトーデーにでも・・・・。
「返しなど必要ない」
と、思考をぶった切る王様の一声。
「え、なんでさ?」
それじゃあ、俺の気が治まらないじゃないか。
そう告げる前に
「お前の持つ価値あるものは、全て我の所有物だ。
お前の所有するものなど、何一つない。お前の行動も、思考も、全て。
返しなどする余剰も一分たりともないほどにな。
違うか?」
そういって、さも当然の事を言わせるなというようにこちらを見下ろす、その瞳。
違うか? などとこちらに伺う様なニュアンスで言ってはいるが、反論は許さない、と目で語っている。
ギルガメッシュの考えは、随分と自己中心的で唯我独尊だ。
俺も、彼の所有物の一つだと言い切る、その態度。
この、空っぽの俺も自分のものだと言って、そして全てを所有してしまう彼の広さ。
それを、嫌悪するどころかむしろ嬉しいとさえ思ってしまう俺は、末期なのだろう。
「……つまり、余計な事をするなってことか?」
「そうだ」
さあ、さっさと食事の支度をするがいい雑種、なんて、自分の言いたいことやりたい事だけを言って、ギルガメッシュはさっさと後ろを向いてしまう。
仕方ない、彼には何を言っても無駄だ。 自分を曲げず、自らの言全てを背負って押し通してしまう王が、彼なのだから。
でも。
たとえダメだといわれても、俺はお前にお返しをしよう。
例え、俺を構成する全てが、お前のものであっても。
お返しをもらった時の、お前のその反応と笑顔は俺だけのもの、だろう?
8 (ペキ) 槍弓士郎っぽい
槍「……最近気付いたんだが、お前、洗濯物、俺の下着と自分の下着、分けて洗ってねぇ?
お前の下着干してる所見たことねぇんだけど」
弓「……何を変態臭い所に着眼しているんだ君は」
槍「いや、だって、普通気にするだろ。つーかお父さんの下着と一緒に洗っちゃいや! とか駄々をこねる娘見てーなことしてるんかい」
弓「いいや、ちゃんと干してあるだろう? 隣に」
槍「……いや、全然見えないんだけど。タオルとかしか」
弓「見えてるじゃないか」
槍「……ふんどし!?」
槍「よくよく考えたらあの笑み、ぜってぇ嘘だろ。
下着の嗜好なんて早々変わるわけじゃねぇだろうから、坊主にききゃあ一発じゃん」
(↑そもそも問題が洗濯の仕方から下着の種類にすりかわっている事に気付いていない)
槍「つうわけで、坊主、今日の下着はなんだ、お前」
士「何だその変態みたいな質問(汗」
槍「純粋な興味だ。 答えないつもりなら、ひん剥いて見るから」
士「……分かったよ。教えるから(ため息」
槍「素直でよろしい。 で、なんだ? ボクサーかトランクスか?」
士「んー……っていうか……」
士「はいてないぞ、俺」
槍「!!!!!!!?」
士「言われたとおりに答えといたけど……、マジでランサー信じたのか?」
弓「そのようだな」
士「……っていうか、普通嘘だとわかるだろ、アレ(汗」
弓「貴様が言うとジョークに聞こえんからな」
士「なんでさ。 そもそも原因は、お前がランサーの下着と自分の下着、分けて洗ってるからだろ?
いい加減一緒に洗えば良いじゃないか。
俺のとお前のだと、たまにまぎれてわかんなくなるし」
弓「断る。分からなくなるというなら、名前でも書いておけ」
士「……お前の方に書いておいてやる、絶対」
士「で、まさかお前本当に……その……履いてない時あるのか?」
弓「なわけあるか」
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